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2015年 01月 21日
実家から100kmほどの地に仕事が見つかったのはよかったが、できれば11月から働いてもらえないか?と言われた。
当時すでに9月。 全然時間ないんですけど。 しかも、当時の勤務先を円満退職したいという希望もあった。 まずは勤務先の上司に事情を話した。 ありがたいことに、「とても残念だけど、Osechiesさんの人生だから」と理解を示してくれ、退職日についてもある程度融通をつけてくれることになった。 とはいえ、9月の中旬にこんな話をして、引っ越し込みで11月の頭から弘前で仕事をするのはどう考えてもあわただしすぎると思い、心苦しかったが新たな職場に「引っ越しも必要なので、11月からは少し厳しいのだが」と話すと、理解を示してくださり12月からでもいいですよとのお返事をいただいた。 ふぅ、一安心。 とはいえ、そんなに時間の猶予があるわけではない。 まずやらなければいけないことは、弘前での住みか探しだった。 川崎では分譲マンションに住んでいたけれど、弘前では買うとなると一戸建てが主流である。 そんなことよりも何よりも、すでに持ち家にこだわりがなかった。 賃貸物件なら、嫌になったら住み替えればいいし、首都圏と違って家賃の水準がかなり低いので引っ越しするためのコストがとても低い。 加えて、賃貸は自分であれこれメンテナンスする必要が少ないし、築年数が浅い物件に引っ越しをすることで設備がよくなると思われる。 というわけで、当初から賃貸一本で探すことにした。 賃貸物件を探すのは結婚した時以来。 あのころと今の違いは、物件情報をインターネット上で調べられること。 写真も多いし、地図もある。 これでだいたいの相場がわかったのは大いに参考になった。 とはいえ、やっぱり物件を自分の目で確かめておきたい。 少々費用はかさむが、夫と2人で見に行くことにした。 事前にインターネットで調べた情報をもとに、情報を掲載している不動産屋に連絡を入れておき、内見させてもらえるよう手筈を付けて出発。 なお、物件探しには、1泊2日の格安ツアーパックを利用した。 その時のこと。 金曜日の夜に東京を出て、深夜に弘前に到着し、土曜日の朝から不動産屋を訪ね、土曜日中に川崎に戻るスケジュール。 いやぁ、働きながら移住先の住処を探すって大変だわ。 なお、距離が離れている場所の不動産を何度もチェックするのは難しいので、あらかじめ、手持ちの家具などのサイズを計り、内見時にもメジャーを持参して部屋のサイズを計ることをお勧めする。 引っ越ししたはいいが、手持ちのものが置けないという悲劇を招きかねないから。 クローゼットの奥行きや高さも計った方がいいと思う。 布団や収納ケースがしまえるかどうかって結構大事。 9月下旬の弘前は、もう秋の気配でいっぱいだったが、幸い天気に恵まれ、生活距離を自分の足で確かめるのには都合がよかった。 1日で3軒の不動産屋を訪ね、通算7件の物件を内見し、ダントツで気に入った物件に申し込みを入れた。 それが今の住処。 新たな職場へは3kmぐらい。 雪がなければ歩いてもいいくらい。 #と、思ったが、弘前の方には声をそろえて「それ、遠い」と言われる・・・。 ちなみに、1日で7件見るとかなりくたびれるので、できればもう少し余裕をもって探した方がいいと思う。 1日で気に入った物件が見つかるとも限らないので。 賃貸としてはキッチンが広く、南東向きで日当たり良好。 大きなスーパーとドラッグストアが徒歩5分以内にあるし、駅までも歩ける距離。 リビングにあるファンヒーターには灯油が自動で給油されるので、灯油切れを心配することがないし、融雪機能があることも気に入った。 川崎で住んでいた物件より狭いけど、いい機会なので不用品を処分するとか、家具をダウンサイジングしようと決めた。 賃借には一応審査があったが、1週間ほどで審査が通ったと連絡があり、めでたく住みかが決定した。 職住接近の生活では、住環境にあまり妥協はしたくなかったので、少し家賃が高いなぁと思ったけれど、結果的には選択に満足している。 つづく。
by osechies
| 2015-01-21 20:05
| 移住話
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