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2017年 02月 21日
***「乳がんとつきあう」の過去記事はこちら***
ノルバデックスはひとことで言えば、女性ホルモンに仕事をさせない薬。 子宮体がん発生リスクが高くなるそうだ。 それでも、乳がんのホルモン治療にこの薬が使われる理由は、子宮体がん発生リスクの上昇よりも乳がん再発リスクの抑制効果の方が大きいからなんだと思う。 そうじゃなくても「更年期障害」という言葉がちらつく年齢なので、今後は婦人科系もケアが必要だろうなと思っていたら、先日生理でもないのに出血があった。 あれれ? 不正出血って子宮体がんの症状によく見られる事象。 ごく少量だけど3日ぐらい続いたので、とりあえず婦人科へ行ってみることにした。 行く日には出血は止まっていたんだけど念のためにね。 C病院からそう遠くないところにある婦人科クリニック。 弘前に来てからは人間ドックでの婦人科検診以外で婦人科にお世話になったことがないので、もちろん初めて訪ねた。 土曜日も午前中診察しているので、通院が必要になったときには都合がいい。 ややぶっきらぼうな語り口の男性医師に、乳がんの再発予防でノルバデックスを服用していることも含めて事情を話すと、 「時期から言えば排卵時出血の可能性が高いけど、念のため内診させて」 と言われた。 想定内。 スカート履いて行ったもんね。 内診中、超音波の画像を見せられながら、 「特に子宮内膜が厚くなっているってわけでもないけど、ノルバデックス飲んでるなら、念のため子宮体がん検査する?飲み始めて数ヵ月じゃまだがんにはならないと思うけど」 と言われた。 私:「やるなら今やるってことですか?」 医師:「そう」 私:「それ、痛いんですよね?」 医師:「痛い」 10秒ぐらいどうしようか考えたけど、何度も内診されるのも面倒だなと思ったので 私:「やります」 ノルバデックスを服用していると、そのうち定期的に子宮体がん検診を受けなければいけないと聞いていた。 どうせなら、経験しておいてもいいかなと思ったのだ。 それに、仮に悪いものがあるなら早く見つけるに越したことはないことを、乳がんで十分すぎるくらい体験している。 子宮体がんの検査は結構痛いと聞いていた。 結論から言えば、痛くないわけではないが、想像していたほどではなかったかな。 ずきずき痛いというよりは、体の内部を結構押される感じ。 子宮内膜の細胞を取るわけだから当然と言えば当然かも。 3分ぐらいで終わったと思う。 私:「思っていたほど痛くなかったです」 医師:「あ、そう。精密検査とかになると麻酔使うようなレベルになるけどね」 乳がんの手術を経験している人に対してだからなのか、遠慮なく(?!)話してくれる。 結果は1週間ほどで出るとのことなので、聞きに来てほしいと言われた。 支払いは4,650円。 思っていたほど高くなかった。 土曜日は混むと受付の人に言われていたが、先週土曜日特に予定もなかったので結果を聞きに行くことにした。 午前9時半ぐらいに着いたら待合室に6人ぐらいいたかな。 これで混んでるのか?? 混んでるって聞いたんで、ハードカバーの本を1冊と水筒に入れたコーヒーも持ってきたけど。 1時間ほど待った頃名前を呼ばれ、診察室に入ると、カルテを見せられた。 「Class Ⅰ 陰性」と書かれている。 乳がんの細胞診でも同じようなものを見せられたので、もうわかっている。 私:「ⅣとかⅤだとよくない結果なんですよね。乳がんやったんでわかります。」 というと医師は笑いながら 医師:「そう。陽性って書かれる。」 とりあえず、子宮体がんの可能性は否定された。ほっ。 医師:「たぶんね、排卵時出血だと思うから、同じような周期で出血があって3日ぐらいで止まるようならしょっちゅう来院してもらわなくていいと思う。あとは○○先生(さばさば医師の名前)の方針もあると思うけど」 私:「はい。次に診察されるときに今回のことは伝えるつもりです。この検査は次にいつ受ければいいですか?」 医師:「特に症状が無ければ僕は1年に1回でいいと思う。あとは○○先生とも相談してね」 そんなわけで、とりあえず一安心を買った。 気持ちいい検査ではないけど、乳がんのおかげで1年に1度はほぼ強制的に子宮体がん検査を受けることになるだろう。 それは自分の体を守るためには都合がいいことなんだと思うようにしている。
by osechies
| 2017-02-21 18:57
| 乳がんとつきあう
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Comments(2)
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